「秋風や模様の違ふ皿二つ」 原 石鼎
石鼎の秋風句。
この句は駆け落ちの句とか・・・・。
駆け落ちはしたことないけど、その気持ちはわからなくない。
なんでも駆け落ちと家出の違いは、人数の違いとか? 本当かしら。
おなじ秋風句でも虚子の句になると、また違った景色。
「秋風の津軽海峡浪高し」高浜虚子 (青函連絡船中にて)
東京や横浜で出会う秋風とは、きっと温度も肌に触れる風の柔らかさも
違うんだろうな・・・とイメージしたり。
「アイヌあはれ熊の子あはれ秋の風」高浜虚子 (アイヌ部落の熊祭を見る)
やはり虚子の世界は壮大。
石鼎と虚子、どちらもいいなと感じるこころが私の中にある。
2016-08-30 | Posted in 過去記事 | No Comments »
Comment