天籟

天籟とかいて、てんらいと読む。
実は初めて知った言葉。

籟とは響きを意味する、あるいは響きをもたらす笛を指す、とのこと。
「風が吹くと万物がそれぞれに特有の音を自己のうちから起こす。万物に自らの音を発させるもの、
それが天籟だ。風が吹かなければ万物は音を立てることができない。
ということは、音のない風は実は無限の音を秘めていることになる。
天籟とは音もなく姿もないのに、万物から無限の音を引き出す力を持っている風のことである。
生きとし生けるものから、それぞれ固有の響きを引き出すもの・・・それが天籟という」

この一文を読んで、こんなことは人にも当てはまるなと感じる。
人は自分の価値や能力を見出す際に、なにかのきっかけがあったり
だれかの存在が背中を押すという事が多分にあると思うから。

そして私は天籟のように、だれかに何かを響かせる人になりたい、と感じた短夜。
天籟

2021-07-23 | Posted in BlogNo Comments » 
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